寺宝

須弥壇(しゅみだん)

本堂内正面に安置されております。
妙法蓮華経、見宝塔品第十一というお経の中で説かれた情景を具現化したお姿です。
お釈迦様が説かれた法華経に世界中が歓喜し、塔が出現され、多宝如来も合わせて祝福されました。
法華経において登場する様々な菩薩様や神様が安置されております。
一塔両尊、四菩薩、日蓮聖人、四天王などが配置されております。

大曼荼羅御本尊(3幅)

本堂須弥壇裏側の位牌堂に安置されております。
日蓮宗では御本尊と曼荼羅を文字で表現しております。
日蓮聖人が佐渡へ流罪になられた際に文字で現す本尊が確立されました。

独特な筆払いの御題目「南無妙法蓮華経」を中心に法華経に登場する諸仏諸天善神が書かれております。
御題目の筆払いは光明点と言われ、お釈迦様の教えを光の道筋に例えられております。

本堂欄間絵

本堂の欄間には内陣に日蓮聖人の一代記が描かれております。
また外陣側には水墨画で菩薩様や如来様が描かれております。
欄間絵はそれぞれ両面が絵になっております。
内側は直接太陽光が当たらないのでカラー、外側は色あせても遜色の無いモノクロとなっています。
また欄間絵は本堂入り口から奥にかけて横幅が長くなっております。
正面から入ると本堂が広く見える錯覚効果が施されております。